ソ連軍の金属製徽章「親衛部隊章」です。
親衛部隊章(グバルディア、グヴァールヂャ)は、1942年に制定された記章です。
グバルディア、英語でガーディアンという事で、精鋭部隊の証として用いられた称号、徽章です。
親衛部隊章は以前も紹介しましたが、改めて買い足したので紹介します。
年代ごとに素材や細部の作りが変化していったためバリエーションは多岐に渡りますが、今回入手した物は商品情報によると1980年代製の実物です。
裏面はスクリューねじで留めるタイプです。
軍服に穴が開くのは避けられませんが、しっかり締め込むことで脱落しづらくなるので野外活動向きかな、との印象です。
のちには留め具も簡略化が進み、1989年製の最末期品では、お土産品に見られるような安全ピン式に変更されました。
親衛部隊章は大祖国戦争(第二次世界大戦)時期の物が、一番手の込んだ作りをしています。
親衛部隊章は制定後、長期間用いられており、時代が新しくなるにつれて素材や製法、塗装が簡略化される傾向にあるようです。
大戦当時の物は七宝焼きの部分が、後の物では塗装仕上げに簡略化されている他、赤旗の下地も大戦期は梨地だったものが、戦後は波打った彫刻に変化しました。
ちなみに過去のブログ記事の物も同じ製造時期の物のようで、見比べてみても違いはありませんでした。
【商品紹介】
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「ソ連軍 実物 親衛部隊 胸章 グバルディア ソビエト軍 ロシア軍」