中国人民解放軍の装備品と思われる小型ポーチです。
販売されているショップでは「小型双眼鏡ケース」という商品名で販売されていました。
タグ・スタンプの類の記載が一切なく、実際のところ、何の為に作られたポーチかはよくわかりません。
背面にはベルトループがあります。
側面から見るとこのように、プリーツのような容積を増す為の工夫は一切ありません。
ポーチのサイズはともかく、容積を考えると双眼鏡入れというのは無理がありそう・・・。
蓋の開閉は、人民解放軍の旧式装備ではおなじみの木製トグルボタン式です。
収納スペースはシンプルな構造に見合った物。
手帳やペン等、ちょっとした筆記用具を入れるのにちょうど良い程度の容量です。
ポーチの中には、平紐が入っていました。
どこに縫い付けられているわけでもなく、何の為の付属品か、一切わかりません。
大きさ比較として、東京マルイ製・電動ガンM16用ショートマガジンを並べてみました。
装備ベルトに装着した状態です。
それなりの大きさのポーチですが、いかんせん収納分にマチがなく、厚みのある物を収納するには向いていないようです。
私はゲーム時間計測用のストップウォッチ入れに使ってみました。
後日調べて見た限りでは、各種小銃の付属品入れがほぼ同形状でした。
詳細は分かりませんが、工具や弾薬を携行する為に使われた便利ポーチ位の位置づけのアイテムだろうと推測されます。
※追記:その後のネット調査で、よく似た形状のポーチを発見しました。
「五三式7.62mm騎槍 予備弾袋」です。
中国でライセンス生産されていた「五三式騎槍」、すなわち「モシン・ナガン M1944 カービン」の予備弾薬クリップを入れるバンダリアですが、多分これが正解かな?と思います。