ソ連軍 F-1手榴弾&RGD-5手榴弾 (海外製・モデル品)

米軍装備に比べると選択肢の限られるロシア系の個人装備品ですが、最近になってダミーグレネードが流通するようになりました。

発売されたのはソビエト・ロシア軍の「F-1手榴弾」と「RGD-5手榴弾」の2種。

かつては組立式のガレージキットや木製複製品をたまに見かける程度で、いずれも価格が高めで入手を躊躇っている内にすぐ品切れになっていましたが、今回発売されたものは海外複製品で価格も手頃とあって、リリースされている2種類共購入してみました。

 

 

「F-1」は第二次世界大戦で使用されたソ連軍の代表的手榴弾で、戦後も共産圏各国を含め長く運用されました。

 

 

弾殻表面は粗い梨地表現がしてあり、兵器らしい荒々しい雰囲気が好印象です。

刻印もしっかり再現されており、リアルです。

 

 

信管(デトネーター)は金属製で、形状・雰囲気共よく再現されています。

実物ではねじ込み式ですが、このアイテムでは接着されており分解は出来ません。

 

 

弾殻底部にも刻印が再現されています。

細部の表現にも気を使った、価格に見合った満足度の高い一品です。

 

 

「RGD-5」は1950年代頃から使用され始めた改良版で、冷戦時代のソ連軍兵士を演出するのに最適な装備品です。

 

 

外見は実物をよく再現してあります。

プラスチック成型特有のエッジのダルさはあるものの、価格を考えれば妥当なクオリティでしょうね。

 

 

信管のパーツは「F-1」と共通のようです。

 

 

実物では卵型の曲面を描く弾殻ですが、この複製品では底が平になっています。

成型の関係でこうなったものと推測しますが、実物と形状が異なる点が、少し残念ですね。

両方共、全体のクオリティは値段相応によく出来ていると思います。

唯一、色が全然ロシアっぽくないのが残念な点ですね。

気になる向きは好みの色調に再塗装すると幸福になれそうです。

 

 

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