ソ連軍が1980年代から使用していた「AK-74用マガジンポーチ」です。
正確には、同一規格で製造されたブルガリア製です。
マガジンポーチの素材や色味、縫製等の規格は同じようで、タグ・スタンプの有無が無ければ私にはソ連製との区別は付かない為、ソ連軍装備代用として運用しています。
今回紹介の個体は、以前から所有している物に加えて買い足した物です。
両者とも、並べてみても違いが見られず、過去に購入した物もブルガリア製かもしれませんが、識別する知識が無い為不明なままです。
内部は4つに仕切りられており、AK-74用マガジンが4本収納出来ますが、実際には3本収納し、革タブのある区画にアクセサリーパーツを収納します。
アクセサリー収納部には各パーツ用の収納ポケット類が設けてあります。
アクセサリーの収納状態です。
各スリットに弾薬装填クリップを4個、革タブ部分にクリップチャージャーを納めています。
各アクセサリーは別途買い揃えたもので、恐らくソ連製と思われます。
クリップチャージャーです。
マガジンに装着し、クリップを挿し込むのに使います。
弾薬装填クリップです。
クリップ1個当たり15発の実包を装填できます。
AK-74装弾数は30発なので、クリップ2個分でフル装填できるわけです。
マガジンポーチ側面の小型ポケットは銃手入れ用のオイラーを収納します。
また、内部に仕切りがあり、クリーニングキットも収納出来ます。
銃の手入れ油を入れるオイラーです。
このオイラーはマガジンポーチに付属していた物です。
マガジンポーチと同じブルガリア製で、オイラー表面にソ連製と異なるデザインの刻印があります。
蓋の形状をはじめ、外観はソ連製と酷似しています。
成型色も同じく黒色の樹脂製なので、刻印がないと見分けがつかないほどです。
オイラーの気密は蓋の構造と素材の質感で保つ構造です。
機械油を入れる為、耐油性のプラスチックで作られています。
ソ連製オイラーと並べてみました。
表面の刻印意外、殆ど形状に違いは見られません。