アメリカ陸軍 LC-2A ピストルベルト (実物)

アメリカ軍の「LC-2Aピストルベルト」です。

LC-2ピストルベルトのバックルの破損事案に対処する形で採用された改良版です。

 

 

米軍装備は1980年代までで満足していたので今までスルーしておりましたが、ハンドガン戦でホルスターを吊るために、今更ながら入手しました。

 

 

基本的な構成はLC-2ピストルベルトに準じていますが、バックルをはじめ各部に改良が施されています。

 

 

あまり使用感が無く、状態は良好です。

LC-2装備は現役で使われている事もあり、まだ実物の入手も容易です。

 

 

ナイロン製の織りベルトの表面に、「US」のペイントがされていますが、色が暗いせいか判読は困難です。

 

 

ちょうど裏面に、スペック表記タグが縫い付けられています。

中古品だと擦り切れて剥落している物が多いですが、本品は状態が良いので問題なく読めます。

 

 

LC-2Aのサイズ調節部分です。

 

 

調節方法は、まずドットボタンの布ストラップを外します。

 

 

ベルトが自由に動かせるようになります。

 

 

バックル近くにある留め金具をスライドしてロックを解除します。

 

 

するとベルトに噛ませている金具が自由になります。

 

 

力が掛からない状態でベルト位置を合わせられるので、ストレスなく操作出来ます。

旧型のピストルベルトからすると、ずいぶんと便利に改良されました。

 

 

LC-2のバックルは当時としては画期的な構造でしたが、一か所に力が偏ると割れてしまう欠点があり、LC-2Aの登場につながります。

 

 

LC-2Aでは見た目にもわかりやすいプッシュ式ボタンの樹脂製バックルとなり、強度も扱いやすさも改善されています。

 

 

素材や形状を考慮されており、簡単には壊れそうもありません。

 

 

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