今回紹介するのはイーグルフォース社で販売されている「プロテクター・ベスト」です。
商品名は前述の通りですが、実質的にはアメリカ軍のPASGTボディアーマーのレプリカ品です。
PASGTボディアーマーは1980年代にALICE装備と共に採用された個人防護装備のひとつで、他にPASGTヘルメット(通称フリッツヘルメット)が上げられます。
現物はあらかじめ他のゲーマーの方が所有しており事前にどういう物か把握していましたが、お世辞にも上等とは言いがたいクオリティで、実物が入手できればそのほうが断然良いところなのですが、実物放出品も程度のよい物やジャストサイズの物は年々、市場流通が減少しており、私はサバイバルゲーム用と割り切って、このレプリカ品を購入しました。
とりあえず細部を見ていきたいと思います。
と言う事で前合わせ部分、ここは実物どおり幅広のベルクロテープで固定する仕様が再現されています。
ベスト内部にはウレタンが仕込まれており、柔軟性があり非常に軽いため、着用は楽です。
両脇のポケットも再現されています。
蓋をベルクロで閉じる所も再現されています。
脇はゴムバンドが縫い付けられており、その柔軟性で身体へフィットさせるつくりです。
実物同様、サイズの調節機能はありません。
肩パッド部分です。
ここまでは概ね妥協できるクオリティでしたが、この肩パッドの固定用ドットボタンが曲者で、縫い付け位置と長さがでたらめすぎます。
画像のように、ボタンの位置がずれており、無理に2個ボタンを留めると不自然な皺が発生するので、私は上か下か、どちらか一方のみボタン留めして使っています。
肩パッド自体はまあまあ形状も再現されています。
パッド関連は、実物と比べて厚みが足りない印象です。
そしてこの製品で一番残念な点が襟首で、実物のような厚みが一切無く、ぺらぺらすぎます。
むりくり立たせてみても、厚みの無さが際立っています。
また、実物では裏面も迷彩柄ですが、この製品ではOD単色の裏地が見えてしまっています。
こうして全体を見てみると、あえてプロテクター・ベストというメーカー独自の名称で販売されているのもなんとなく分る気がします。
実際に着用してみた状態です。
BDUやヘルメットとあわせると、それなりに見えるのでサバゲー・ユースには軽くて悪くない印象です。
かえすがえすも、襟首の厚みの無さが不満の残る点ですが…。
【商品紹介】
「米軍実物 米軍放出品 ボディーアーマー」…米軍実物です。