![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/トカレフ・ホルスター_01.jpg)
ソ連軍のトカレフ拳銃用ホルスターの実物放出品です。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/トカレフ・ホルスター_02.jpg)
「トカレフ TT-33 自動拳銃」は、1933年に労農赤軍(のちのソ連軍)に制式採用され、主に第二次世界大戦で数多く用いられました。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/トカレフ・ホルスター_03.jpg)
戦後は1951年にコンパクトな「マカロフ PM 中型拳銃」が新たに採用され、ソ連軍では早期に退役したものの、同盟諸外国(中国やベトナム等)では長い間主力拳銃として用いられています。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/トカレフ・ホルスター_04.jpg)
ソ連軍のトカレフ・ホルスターには各種バリエーションがありますが、画像の物は合皮と本革のハイブリッドモデルです。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/トカレフ・ホルスター_05.jpg)
ベルトループは革製で、ホルスター本体にじかに縫い付けてあります。
バリエーションとして、ベルトループから吊り下げるような形でホルスターが縫い付けてある物も良く見られます。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/トカレフ・ホルスター_06.jpg)
ホルスター本体は、戦後ソ連軍の弾薬ポーチやマップケースに見られる、キャンバス地の表面をコーティングした合成皮革が広く用いられており、縁は補強がされ、マガジンケースやフラップ留め等に本革が使われています。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/トカレフ・ホルスター_07.jpg)
ホルスターに拳銃を収納した状態です。
ごつい見た目の通り、頑丈な作りをしています。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/トカレフ・ホルスター_08.jpg)
収納された拳銃の周りはホルスターでしっかり覆われており、グリップ等が外部に露出しない作りです。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/トカレフ・ホルスター_09.jpg)
フラップの裏面には白い塗料でタグ・スタンプが押印されています。
裏地を見ると、合成皮革の素材感が良くわかります。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/トカレフ・ホルスター_10.jpg)
同じ合成皮革でも使い分けが工夫してあり、拳銃の触れる部分はなめらかな表側を使用してあります。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/トカレフ・ホルスター_11.jpg)
ホルスター側面のホルダーに差し込んであるクリーニングロッドは実物です。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/トカレフ・ホルスター_12.jpg)
ソ連製の実銃用工具ですが、ホルスターとは別のショップで無事、入手できました。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/トカレフ・ホルスター_13.jpg)
トイガンとしては使い道はありませんが、外から見える部分なので、必須のアイテムと言えましょう。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/トカレフ・ホルスター_14.jpg)
比較用に、マカロフ拳銃用クリーニングロッドと並べてみました。
共にソビエト・ロシア製ですが、ご覧の通り寸法に違いがあります。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/トカレフ・ホルスター_15.jpg)
リング部分はホルスターの寸法に合わせた物か、だいぶ径が異なり、マカロフ用の方が作りが小さいです。
![](https://nanashinomikoto.com/wp-content/uploads/2020/10/トカレフ・ホルスター_16.jpg)
特徴的なのは先端の形状で、マカロフ用には突起が設けてあります。
リング部分の半円状の処理等からも、マカロフ用は作りが凝っている印象です。