AK-47 Light (CYMA製・電動ガン)

CYMA製の電動ガン「AK-47 Light」です。

海外では日本の電動ガンBOYSシリーズのような位置づけで販売されている、安価なジャンルのトイガンです。

 

 

トイガンショップ「モケイパドック」で、購入したもので、電動ガン本体に加えてニッケル水素ミニバッテリー&専用充電器付き、送料込みで1万円を切るお手頃価格です。

 

 

外装はほぼオール樹脂製です。

当然、実銃では木製部分もフェイクウッドになっており、非常に軽量で片手撃ちも余裕で出来ます。

 

 

東京マルイ製AK-47と並べてみると、形状が酷似しているのが良くわかります。

 

 

異なる点はコストダウンの為に構造が簡略化されている点で、細部を見れば違いもありますが、一見しただけでは識別は困難です。

 

 

海外では日本の10禁モデルに相当する製品とのことですが、初速は80m/s台で安定しており、パワーに不足はありません。

 

 

また、初速に加えて弾道やHOPの効きも申し分なく、サバイバルゲームで十分に実用可能どころか、命中精度も高いうえに非常に軽量なので、道具としてはむしろサバイバルゲームに最適といえます。

 

 

一方で、メカボックスは強化樹脂製でカスタムの余地はありません。

あくまで壊れたらそれっきりの使い捨て感覚での運用になるのは止むを得ないでしょう。

 

 

また、メカボックスの耐久性を考慮してか、発射速度は遅く、トリガーレスポンスは悪いです。

結果的に実銃の発射速度(600発/分)に近くなっています。

これをリアルと取るか、動きがどんくさいと取るか、使用者の価値観で評価は二分しそうですね。

 

 

フロント周りの形状です。

フロントサイトおよびフラッシュハイダーは一体成型の樹脂製で、構造が簡略化されています。

 

 

実銃ではネジで取り外せるハイダーも、ロックボタンも含めて形状を似せてあるだけで、可動部分はありません。

 

 

インナーバレルはアルミ製です。

各部の作りも含めて、価格相応という印象を受けます。

 

 

ボルトハンドルは本体と同じ黒色です。

AK-47のボルトハンドルはシルバーの印象が強いので、あたかも第三国のコピー生産品のような雰囲気がします。

 

 

ボルトハンドルを引くと、HOP調節レバーが操作できます。

このあたりの作りは、東京マルイ製品とそっくりです。

 

 

ボルトハンドルを下から覗くと、金型成型時の肉抜き処理の様子が見て取れます。

細部の省略や形状のアレンジはコスト低下の為と思われますが、徹底した省略化の軌跡は、一周回って零戦の肉抜き穴のようなストイックな設計努力のように感じられ、ちょっと感心してしまいました…w

 

 

マガジン装填時の様子です。

 

 

給弾口付近の形状は東京マルイ製品を丸々コピーしているようです。

 

 

レシーバのトップカバーも、本体同様に樹脂製です。

 

 

トップカバーを外すと、スティックバッテリー収納の為のスペースが確認できます。

 

 

東京マルイ製品では金属製のメカボックスが覗いていますが、この製品ではメカボックスが白色の樹脂製で、本体重量の軽さの一端が垣間見えます。

 

 

このモデルではバッテリーはストック内に収納する為、こちらは単なる空洞となっています。

 

 

写真だとわかりづらいですが、トップカバーは一体成型の樹脂製なので、誤って踏んだりしたら簡単に砕け散りそうな作りです。

 

 

セレクターはライブ可動し、セミ・フルオート切り替えが出来ます。

画像は安全装置の掛かった状態です。

 

 

画像の位置でフルオート状態です。

フルオート時の発射速度は遅めで、ちょうど実銃のAK-47に近い印象です。

 

 

画像の状態でセミオート状態です。

セレクターはクリック感があまり感じられず、緩い感じがします。

 

 

バッテリーは、東京マルイ製品と同じくバットストックをスライドさせて取り外し、ストック内に収納します。

 

 

ストック内に配線がとりまわしてあります。

中国製品では高額商品でも配線直付けの場合が多いのですが、この製品ではヒューズが取り付けてあり、安全対策にメーカーの良心を感じます。

 

 

単にフルコピーした結果なのかもしれませんが、充電池を扱う以上、安全対策はあるに越した事はないので高評価ポイントです。

 

 

ハンドガードは側面がスリットで強度を維持しつつ、出来るだけ薄く成形してあるようです。

これもコストカットの為の努力の成果と思ってみると、感慨深いものがあります。

 

 

リアサイトは実銃のように可動し、照準の調節が出来ます。

 

 

安価な製品ではサイトすら一体成型の場合もあるので、動くだけでも良く出来ているな、と思ってしまいます。

 

 

マガジンは本体同様オール樹脂製です。

長く使っているとどうなるかわかりませんが、現状ではトラブルなく作動しております。

 

 

マガジンはゼンマイ多弾式で、装弾数は500発位入るようです。

 

 

サバイバルゲームで使うには、最初から多弾マグが付属しているのは嬉しいですね。

 

 

形状から推測できる通り、マガジンは東京マルイ製品と互換性があります。

 

 

ソ連型AKスリングベルトを装着した状態です。

 

 

外装の殆どが樹脂製の本銃ですが、スリング取り付け金具は金属製で、耐久性を考慮している点に好感が持てます。

 

 

レシーバー側のスリング取り付け金具も金属製です。

 

 

コピー元である東京マルイ製品と並べてみました。

 

 

塗装仕上げの違いを除けば、外観はそっくりです。

 

 

比べてみると、かたや亜鉛合金、かたやABS樹脂という素材の違いによる質感の差が目立ちます。

簡略化されたハンドガード側面の肉抜き具合が一番の違いでしょうか。

 

 

ストック取り付け基部も、構造は同じですが、CYMA製ではプラスねじが使われており、玩具っぽく見えます。

 

 

マズル付近の構造は、外見はコピーしつつも、コスト削減のために一体成型されたCYMA製のアレンジ具合が見て取れます。

 

 

インナーバレルは東京マルイ製は真鍮製ですが、CYMA製はアルミを使っています。

 

 

マガジンハウジング周りもほぼ同じ構造で、マガジンも互換性があります。

 

 

レシーバーカバーを外したところです。

メカボックスや配線の取り回しまで、そのままコピーされているのがわかります。

 

 

マガジンは外装がオール樹脂製になっている以外は、よく似ています。

 

 

マガジン底部は素材の違いから形状がアレンジされていますが、ゼンマイを巻く構造は共通です。

 

 

共に樹脂製の給弾部分は、ほぼ完全コピーされています。

 

 

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