現用ベトナム軍 ダッコン装備 [マイクロUZI]

ベトナム人民軍の特殊部隊「ダッコン」の、サブマシンガン装備例です。

 

 

ダッコンでは任務に応じて様々な小火器を運用していますが、中でもサブマシンガンは建物制圧訓練でよく見られる装備です。

 

 

携行しているのは、イスラエル製短機関銃「マイクロUZI」をライセンス生産した「K12短機関銃」です。

 

 

画像ではJAC製のエアソフトガンを使用しています。

 

 

ダッコン迷彩スカウトベストの着用状況です。

 

 

資料映像におけるスカウトベストの着用率は高い一方、ベストの各種ポーチはあまり使われておらず、空の状態が殆どです。

 

 

ダッコンの訓練映像では、殆どの場合スカウトベストのポーチ類は空の状態で着用しており、拳銃をはじめとする携行品は、ホルスターや装備ベルトを介して小型ポーチで運用されており、スカウトベストの実用面での利便性はあまり評価されていないようです。

 

 

資料映像を参考に、ロシア軍タイプのガスマスクを収納したケースをたすき掛けに携行しています。

ベトナム人民軍ではソ連製と思われる各種ガスマスクやアメリカ軍のM17ガスマスクの使用例が見られます。

近年では、ベトナム製の「MV-5」ガスマスクが徐々に普及しているようです。

 

 

短機関銃を用いた際の、膝撃ちの姿勢です。

コンパクトながらフォールディングストックを装備したマクロUZIは、特殊任務に適しているようで、ベトナムでは輸入品に加えライセンス生産もされており、近年では独自の改良も加えられています。

 

 

ダッコンの訓練ではプラスチック製の「A2ヘルメット」や一般部隊でも愛用されているゴム底のズック靴が良く使われています。

世界の特殊部隊と比べても、身軽に活動できるよう必要最小限の携行品で済ませる軽装備嗜好がベトナムらしいと感じます。

 

 

ベトナム製「K12」は、よく知られるマクロUZIの中でも近代化改修されており、フレーム上下にピカニティレイルを装備し、コッキングハンドルを側面に移設してあります。

 

 

また、大型のサイレンサーの装着や、ダットサイト・ホロサイト等の光学機器を搭載した運用例が多く見られます。

ダッコンの任務に応じて高性能小型短機関銃として独自の進化を遂げており、調べてみると大変興味深いです。

 

 

今回撮影に使ったのはJAC製フルオートガスガン「マイクロUZI」です。

 

 

現在マイクロUZIのトイガンは流通しておらず、軍装コスプレ用に入手した中古品です。

マガジンが付属しておらず、発砲はできません。

 

 

JACは1980年代エアソフトガン界のトップメーカーだけあり、ディテールは精密、外装はほぼABS樹脂製ですが強度の不安はありません。

作動メカニズムはBV式と呼ばれるもので、フロンガスやエアタンクの圧縮空気を外付けのホースを介してパワーソースとします。

現在のガスガンの主流とは異なり、ブローバックのような外見上のギミックは全くありません。

 

 

まれにUZIピストルの海外製トイガンが流通していたりするので、フォールディングストック等の部品取り用か、既存のブローバックエンジンを組み込むのもアリかな、と思います。

 

 

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