この「AKS-74U クリンコフ」は東京マルイの次世代電動ガンの中でも比較的初期のモデルで、2008年にリリースされました。
人気のM4系のような弾切れ時の動作停止機能はありませんが、ボルトハンドルが前後動するのが目に見えてわかるので、撃って楽しい機種です。
AKS-74UはAKシリーズの中でも最もコンパクトなモデルです。
日本では「クリンコフ」の通称で知られていますが、日本国外では通じないらしいです。
ソ連軍では主に戦車兵・通信兵・空挺隊・部隊指揮官等の護身用に配備されていました。
外箱は東京マルイ製品らしくデザインにも気を使ったデザインで、他社製品に見られる簡素な梱包と比べると開封したときのワクワク感は段違いです。(画像に写っているゴーグルは私物です。付属品ではありません)
スリング金具はフロント側が小さい穴の開いた突起型で、リア側は一般的なAK標準タイプですが、幅が比較的狭いようで、実物AKスリングでも、物によっては無理をしないと通らないという話も聞きます。
折り畳みストックはガタが少なくカッチリとした操作感で、ストック基部には溶接跡が再現してあります。
ストックを折り畳んだ際もしっかり固定され、緩みやガタつき等の不安は感じません。
折り畳んだストックはフレーム前方のノッチでロックされます。
展開する際は、このノッチを直接指で押して解除します。
チャージングハンドルを引くと、ドラム式のHOP調節機構があります。
フォアストックは実物では合板製ですが、電動ガンでは樹脂製で木目風の塗装仕上げです。
また、東京マルイ次世代AKシリーズ共通の外見上の特徴として、フォアストックの放熱孔が塞がっており、黒く塗りつぶす事で孔を再現している点があげられます。
これは、フォアストック内にミニSバッテリーを収納する構造上、放熱孔からの異物混入によるトラブルを未然に防ぐ事が目的と思われます。
おもちゃっぽさが強調されてしまいモデルガン的なリアリティ視点では残念ですが、東京マルイらしい実用性を重視した設計ですね。
照準器は他のAKシリーズと違い二段切替式で、突撃銃よりも短機関銃に近いシンプルなものです。
ハンドガンのようなサイト形状で、単純な割に狙いは付けやすい印象です。
撃ち比べた限りでは、全長が短く軽量な分、フルサイズAKシリーズよりも反動が強く感じられます。
反動(振動)が強いという事は照準がブレるという事で、当然ながら精密射撃には向かない銃とも言えますが、しっかり構えれば問題ないレベルですし、そもそもマウントレールも付いていない機種ですから、撃ちまくってブローバックを楽しむのが正解でしょう。
【商品紹介】
「東京マルイ [実物スリング付] AKS74U クリンコフ 次世代電動ガン」…ボルトブローバック機能と実射性能の優秀な次世代電動ガンです。