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陸上自衛隊で現在も使用されているY型サスペンダー、通称「吊りバンド」です。
こちらは民間メーカー製品のいわゆる「PX品」になります。
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採用当初の吊りバンドは、迷彩柄が裏面という、なかなか奇妙な仕様でしたが、2004年頃に両面迷彩モデルが採用され、現在はほぼ更新完了しています。
更に2014年にはストラップ類も迷彩柄となった新型の完全迷彩柄吊りバンドの支給も始まり、混在している状況です。
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自衛隊装備の民生品は複数のメーカーから製造・販売されています。
多くは中国製で、商品によってはあからさまにチープな物もあります。
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この吊りバンドは自衛隊の売店でも販売されている、誠和商事製です。
このメーカーの製品は品質の評価も高く、安心感があります。
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包装にも表示されている通り、日本製です。
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吊りバンド裏面にはタグが縫い付けられています。
所属と氏名を書き込む欄が設けてありますが、官品について詳しくない為、再現度については不明です。
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表面は迷彩柄で、各部バンドやストラップ類は薄緑色のナイロン製です。
艶も抑えめの、ミリタリー感溢れる外観です。
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吊りバンドのストラップにはDリングが付いており、手榴弾や懐中電灯のフックをひっかける事が出来ます。
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吊りバンドの金具は、官品に近い形状となっています。
民生品は官品と全く異なる形状のナスカンが使われている物も多く、物によっては弾帯の鳩目に通らない場合もあるので、装備を組む際には注意が必要です。
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背中側のストラップは米軍と同じスタイルです。
1本のストラップで調節出来るので、扱いやすいです。
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以前購入して使用していた、他社製品と比較してみました。
左側が中国製、右側が誠和商事製です。
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極端な違いはありませんが、細かくみていくと、中国製はパッドの厚みがなく、全体に華奢な作りに見えます。
価格も倍近く差がありますので、価格相応とも言えます。
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両者の最大の違いは使用されているナスカンの形状です。
中国製はよく見られる民間規格の物で、官品とは全く形状が異なります。
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困ったことに、サイズの都合上、弾帯の鳩目穴との相性によっては取り付けられない場合があります。
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この吊りバンドもそのパターンで、91式弾帯には取り付けられますが、弾帯2型に取り付けると画像のように穴が小さすぎて中途半端な位置で止まってしまいます。
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一方、誠和商事製は問題なく取り付けられます。
今回、吊りバンドを再購入したのもこの問題を解決する為でしたが、選択は正しかったようです。
【商品紹介】
「陸上自衛隊迷彩3型吊りバンド!!サスペンダー!!ビンテージ品!記念品!プレミア品」…記事と同じ、ストラップがグリーン系ナイロン素材のサスペンダーは、だんだん希少になってきました。
「PX 陸上自衛隊 迷彩 91式 サスペンダー」…現在ミリタリー市場に流通しているのは、ストラップ含め全面が迷彩柄の現行装備モデルです。