皇軍将校の必需品 ~ 日本陸軍 九八式軍刀 (メーカー不明・モデル品)

日本陸軍の九八式軍刀のレプリカです。

他国軍装備ではちょっと真似できない、白刃を煌かせた万歳突撃で、ゲーマー諸氏のウケを取るには格好のアイテムです。(あくまで洒落が通じる状況限定ですが…)

この製品は、2種類の価格帯で販売されています。

私が購入したのは廉価版の方で、木製の鞘に、合成皮革が被せてあります。

豪華版だと、この部分が本革製で高級感があります。

その他の部分は、店頭で見た限りでは同じようです。

 

 

この商品、日本刀型の模造刀の外装だけを軍刀風にした物です。

刀身はごく普通の合金製模造刀ですね。

 

 

軍刀の特徴である、ストッパーの類は一切無ありません。

刀身を鞘に固定する方法は、一般的な日本刀と同様のハバキ止めになっているので、走っているうちに鞘から抜け出てきてしまう事もしばしばです。(実物軍刀だと、鞘カバーにベルトが付いていて鍔を固定できたり、ストッパー金具があるものが殆どです。)

 

 

購入時に取り付けてあった吊環は樹脂製で、耐久性皆無でした。

あっさり割れてしまった為、ホームセンターでキーホルダー状の金属リングを購入し、代用しています。

吊り下げる分にはなんら問題ないのですが、見た目は宜しくないですね…。

 

 

細部はともかく、見栄えは良いです。

 

 

手持ちの装備が下士官用なので、考証的に怪しいのですが、かつて複製品といえばこの製品ぐらいしか選択肢が無かったので、私物軍刀と強引にこじつけてぶら下げておりました。

 

 

[解説:私物軍刀とは]

私物軍刀は、中国戦線でよく見られる装備です。

支那事変が長期化するにつれて、軍規も緩んできたのか、古参兵が私物の刀を提げていても黙認されるような風潮があったようです。

当時の写真に、本来帯刀できる身分ではない下級下士官のみならず、上等兵ですら軍刀を提げている物がしばしば見受けられます。

これらの私物軍刀の多くは、日本刀の脇差の鞘に吊環を取り付けた物でした。

中国民衆は、日本兵が刀を提げているか、銃剣を提げているかで、その身分を判断し、露骨に態度を変えたらしく、ある程度融通の利く古参兵達は、ハッタリを効かせるために、こぞって刀を提げたがったワケです。

 

 

【商品情報】



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