キング元帥の人物評

第二次世界大戦中、アメリカ合衆国艦隊司令長官にして海軍作戦部長だったアーネスト・キング元帥が部下達を評価した文章がかなりの毒舌で面白かったので紹介したいと思います。

 

 

◎チェスター・ニミッツ(アメリカ海軍太平洋艦隊司令長官)…「部下の才能を買いかぶり、事を荒立てないことばかり考えている官僚主義者。」

 

◎ウィリアム・ハルゼー(アメリカ海軍第3艦隊司令)…「救いようの無い馬鹿。」

 

◎ウィリアム・リーヒ(アメリカ陸海軍総司令官参謀長)…「物の本質を見極めようとせず、足して二で割る事のもみ消し屋。」

 

◎ジョージ・C・マーシャル(アメリカ陸軍参謀総長)…「出来る男かも知れないが、愚鈍。」

 

◎ヘンリー・アーノルド(アメリカ陸軍航空軍司令官)…「マーシャルのイエスマン。自分が何を喋っているか判っていない。」

 

◎ダグラス・マッカーサー(南西太平洋方面総司令官)…「海軍戦争の原理を全く理解していない愚か者。」

 

 

いやぁ、身も蓋もなく見事に酷評してくれちゃってます。

キング元帥という人は、非常に優秀であった一方で、人格的にはかなりアレな人だったらしく、「こいつの能力を褒める奴はいても人格を褒める奴はいない」、「喋らなければ有能。喋ってるだけなら無能。」と散々な言われようです。

およそ人望とは無縁だったようですね。

因みにこの人、敵としてだけでなく、個人的にも日本人嫌いとして知られていたそうです。なんだかなぁ…。

 

 

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