スチールに始まり、ステンレス、アルミ合金など、銃に使われる素材は色々ありますが、中には青銅(ブロンズ)で製造された銃もあるようです。
ほとんどは古い時代のリボルバーに見られるそうですが、今回紹介するのは、特に珍しい、自動拳銃に使用された例です。
このM1911は1932年にスプリングフィールド工廠で試作された物です。
現在はスプリングフィールド・アーモリー博物館に展示されています。
この試作品のスライド、フレームの素材に耐食性に優れたブロンズ合金「brastil」が使用されているそうです。
この試作品のテスト結果は良好でしたが、採用される事はありませんでした。
恐らくは製造コストの問題ではないかと思われますが、面白い銃ですね。