宇宙世紀のBDU ~ 機動戦士ガンダム ジオン公国軍服 (自作)

この服は、大昔に製作した「ジオン公国軍服」です。

製作した当時、アニメに登場するコスチュームを実在するかのようにリアルなコスプレで再現できないだろうかというのが自分自身のコダワリでした。

 

 

丁度、「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」が新作アニメとしてリリースされている時期で、その中の一偏に登場する“トップ小隊”の軍服がえらく格好良く感じられたので、それを再現する事に決定。

 

 

布地の状態から縫製していくのは能力的に不可能と判断、既存のミリタリーサープラスをベースに改造する事で、自然とリアルな衣装にならないかと考え、素材には、当時安価で入手可能で、かつ見栄えの良い物として、「東ドイツ軍 兵用制服」を使用。

 

 

軍服然としたデザインをそのまま利用するため、基本的な裁断には手を付けない事とし、まずポケットを全て除去。

その後の縫製を考慮しつつ、ジャケットとズボン、それに合わせるつもりのレプリカ規格帽を、大鍋で煮込んで脱色後、グリーンに染色します。(ぐらぐらと煮立つどす黒い熱湯と湯気、沸き立つ匂いはまるで「魔女の大釜」状態でした)

 

 

染色が完了したら、前合わせのボタンを取り除き、ファスナーに取替えます。

一番目立つ胸の飾り部分は、下士官・兵用という事で、貼り付け式と脳内設定、グレーのフェルトと布テープを使い、装飾部分を縫製すれば完成です。

 

 

襟、袖にホックを設けたので、一応留めた状態にできますが、袖まくり前提で加工した為、袖が短くなり過ぎました。

ヘッドギアは、アニメ内での作画がドイツ軍の規格帽に酷似していた為、手持ちのレプリカ(東ドイツ軍生地使用の複製品)を、ジャケットと一緒に染色して使用。

 

 

規格帽の帽章はドイツ国防軍帽章から鍵十字部分を切り取って貼り付けました。

試行錯誤しながらの製作でしたが、初めてにしてはそれなりの出来になったかなと自負しています。

完成後は、早速サバゲーに投入しましたが、元々軍服の改造品という事もあり、おおむね満足できる着こなしが出来ました。

ただ、東ドイツ軍の制服をベースとした為、素材がウール製なのがアダとなったか再現を目指したトップ小隊の軍服は開襟・袖まくり状態だった為、忠実に再現したこの服は、やたら暑苦しい夏服という、違和感のある仕上がりになってしまいました。

 

 

設定は「ジオン公国軍 地球攻撃軍 東南アジア方面軍 ギニアス兵団所属 第25軽歩兵師団 機械化歩兵連隊の下士官」という感じ。

ウール素材の制服を素材にした事が結果的にマイナスに働いてしまい、数回着用しただけでタンスの肥やしとなってしまい現在もそのままです。

その後、「地球連邦軍制服」も製作したのですが(こちらはサスペンダーや弾帯などの装備品も自作)、だんだんアニメ・コスプレのサバイバルゲームへの転用というテーマ自体への興味が薄れていってしまい、製作した服自体も紛失してしまってそれっきりです。

今は、どちらかといえば特撮系のコスチュームに興味がありますね。

「ウルトラ警備隊」とか「MAT」の制服を、武装も込みで再現したら面白いかも!

 

 

【商品紹介】

「TranTrip ジオン公国軍制服」…一年戦争当時のジオン公国軍一般下士官軍装を再現したコスプレ衣装です。

 

 

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