BAR銃手 装備あれこれ・その3 [アメリカ陸軍・1950年代後期]

1950年代後期のアメリカ陸軍歩兵分隊のBAR射手の装備を再現してみました。

 

 

戦闘服は朝鮮戦争末期に採用された「OG-107ユーティリティ」です。

 

 

装備品はのちのベトナム戦争で有名な「M1956装備」です。

 

 

同装備で採用された「M1956ユニバーサルアムニッションパウチ」は、制式化当時にアメリカ軍歩兵部隊で運用されている小火器の弾薬の収納に対応している汎用ポーチで、BARのマガジンも2本収納可能です。

 

 

BARこと、「ブローニングM1918A2自動小銃」は第二次世界大戦で簡易軽機関銃として活躍しました。

 

 

戦争終結に伴い調達終了しましたが、はやくも1950年に勃発した朝鮮戦争に応じ、再生産がなされました。

 

 

朝鮮戦争に合わせて再生産されたロットでは、より軽機関銃としての運用に適した改修としてキャリングハンドルが追加されました。

 

 

資料と知識不足の為、キャリングハンドルの正確な導入時期は不明ですが、(第二次世界大戦末期かもしれない)本格採用は再生産分からで間違いないようです。

 

 

トイガンとして現在流通している物としてはアローダイナミック製電動ガンが定期的に再生産がかかるので安定供給されています。

 

 

トイガンにもキャリングハンドルは付属しています。(付属品として梱包されている為、自分で組み付ける必要があります)

 

 

アメリカ陸軍では新型の「M60汎用機関銃」が1957年に採用されていますが、普及するまでの期間、BARが穴埋めとして運用が続けられていました。

特に、アメリカ海兵隊では「M60」の作動不良に対する不信から、陸軍よりも長く、ベトナム戦争中もしばらくの間「BAR」を分隊機関銃として使用していました。

 

 

名称はオートマチックライフルですが、御覧の通り、このサイズと重量は軽機関銃そのもの。

キャリングハンドルは非常に便利です。

 

 

バイポッドを使用した伏射姿勢です。

軽機関銃的運用が似合う、このスタイルが一番安定します。

 

 

地味なOD単色の戦闘服に鮮やかなフルカラー・パッチ、“敗北を知らないアメリカ軍”の自信あふれるスタイルは、1950年代ならではの格好良さです。

 

 

アローダイナミックの電動ガンは、実銃ほどではないにせよ、結構な重量があるので、実銃同様に腰だめで弾道を見ながらの牽制射撃で友軍のサポートに徹するのがサバイバルゲームでの賢い運用かもしれませんね。

 

 

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