陸上自衛隊のY型サスペンダー「つりバンド」です。
1990年代初頭に採用されて以来、現在でも使用されている現用装備です。
採用当初は硬めのナイロンテープ素材が使われており、表面がODで裏面が迷彩という謎仕様でしたが、程なく画像のように両面迷彩に変更されました。
つりバンドのパッド裏面には記名布が縫い付けられています。
このつりバンドはPX品なので簡単な記入欄のみですが、官品では製造年やメーカー表記が見られます。
このつりバンドはPX品ですが、官品と茄子環の形状が異なる為、「弾帯2形(91式弾帯)」との組み合わせは問題ないのですが、「弾帯3型」の鳩目には金具が通らず、装着できません。(最近市場に流通している製品では金具が変更されていて、弾帯3型にも問題なく使えるようです)
形状の参考にしたと思われる、アメリカ軍の「Y型サスペンダー」と比較してみました。
並べてみると、Dリング付近の補強テープが二箇所になっている他は、ほとんど同型に見えます。
背面のY型サスペンダーの二股に分かれている所も酷似しています。
連結金具の形状も、米軍と自衛隊では異なります。
更に追記すると、自衛隊のつりバンドでも、このPX品と官品とでは形状が異なります。
【商品紹介】
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「J.M.E. 陸自新迷彩 129 サスペンダー」…パッド部分の表裏両面が迷彩柄の現行品のPX品です。
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「PX 陸上自衛隊 迷彩 91式 サスペンダー」…パッド部分だけでなく、ナイロン紐も含めた吊りバンド全体が迷彩柄となった、現行官品を再現したPX品です。