陸上自衛隊で使用されている「防弾チョッキ2型」のサバイバルゲーム用モデル品です。
「防弾チョッキ2型」は従来の「戦闘防弾チョッキ」の後継として2003年に調達開始された装備品です。
調達開始からわずか4ヵ月後には、素早く脱ぐことが出来るようクイックリリース機能を取り入れた「防弾チョッキ2型(改)」に更新されました。
そういうわけで、現在の陸上自衛隊では主に「防弾チョッキ2型(改)」が運用されていますが、残念ながらレプリカ品では「2型」しか製品化されていません。
「防弾チョッキ2型」の複製品は、最初に「エスアンドグラフ」で製品化され、しばらく後に今回紹介する「楯桜」というショップから完全新規設計の商品が発売されました。
ショップの商品説明によると、既製品と比べて素材や縫製に自信ありとの事で、しかも価格も先発品より割安だったので購入してみました。
実際に手に取ってみると、しっかりした生地と縫製でクオリティはかなり高いです。
防弾チョッキらしく、襟首部分も充分な厚みがあります。
背面上部にはベルクロがあります。
ここには日本国旗ワッペンを着けたくなりますね。
着装には二重にベルクロ留めされた前合わせをバリバリと剥がしていきます。
内張りは、やや光沢のある灰緑色です。
内部には、ソフトアーマーが再現されています。
ソフトアーマーは画像のように、ベルクロ装着なので、簡単に剥がすことができます。
背面のポケット部分の中にも、ソフトアーマーが内蔵されています。
サバゲー視点では、ソフトアーマーを外したほうが動きやすくなります。
複製品のクオリティとしては、コストパフォーマンスも含めて現状で最も良い品だと思いますが、残念なことにサイズが「Lサイズ」の1種類しかなく、私にはサイズが大きすぎて着こなせませんでした。
コレクションとして手元に置くには良いのですが、サバゲーでの使用を考えると、多少品質は落ちるとしても、サイズが選べる既製品を選ぶ以外に選択肢はないようです。
既に陸上自衛隊では2012年に制式化された「防弾チョッキ3型」の配備が進められています。
こちらのモデル品も発売されていますが、出来栄えは満足とは言い難い物のようで、完全版の登場に期待したいところです。
【商品紹介】
「戦闘防弾チョッキ レプリカ」…自衛隊で初めて採用された国産防弾チョッキのレプリカ品です。
「陸上自衛隊 JGSDF アーマー Type2」…サバイバルゲーム向けレプリカ品です。
「陸上自衛隊 防弾チョッキ2型 レプリカ 難燃 IR対応」…チョッキ正面パルステープも迷彩柄となったタイプの、サバイバルゲーム向けレプリカ品です。
「[S&Graf] 陸自迷彩Ⅲ型ボディアーマーベスト [Ver, 2]」…現在配備が進められている3型の、エスアンドグラフ製レプリカ品です。