赤軍のドッグタグ ~ ソ連軍 認識票 (実物)

この一風変わったドッグタグは、ソ連軍の認識票です。

画像の認識票は1960年代製造の実物中古品です。

ネットで調べた所によると、この型の認識票は1950年代から使われているようです。

一人当たり2枚支給されるのは米軍と同様ですが、1枚を携帯し、残りの1枚は部隊本部で保管するそうです。

 

 

米軍などは兵士ごとに必要情報を打刻して支給していますが、ソ連軍ではあらかじめ管理番号等を打刻済みの物を、各兵士に割り当てるそうです。

従って、旧日本軍のように、認識票には数字程度しか記載がなく、認識票単体では個人情報はほとんどわかりません。

 

 

金属プレートを打ち抜いて作っているらしく、それなりの厚みがあります。

荒々しい見た目に反して、非常に軽いです。

 

 

ソ連軍の認識票はアフガニスタン紛争の戦場写真で、軽装の兵士の襟元からチラ見できたりします。

画像では米軍のボールチェーンで首から下げていますが、これは単にちょうど良い紐がこれしかなかったからで、考証的には恐らく正確ではないでしょうね。(麻紐でも使っていたのかな?)

ソビエト・ロシア軍のドッグタグは、カラフルなデザインの入った装飾品はよく見かけますが、実際に使用されていた実物の認識票はいつでも手に入る性格の物でもないので、良い買い物が出来たと満足しています。

 

 

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